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お知らせ
2025.01.31
障がい児の「18歳の崖」への支援
朝日新聞(2025/1/31)の記事を載せます。日常的に医療的ケアを必要とする方が、卒業後の居場所を求めておられる内容です。
弊社では、福祉型短期入所を生活介護の2階で運営しています。3年目になり、最近では、夜間に人工呼吸器が必要な方の宿泊も対応できています。人工呼吸器の方の対応をするために、スタッフは看護師を配置しています。また環境整備として、エアドッグや加湿器、緊急時用にAEDやアンビューバッグも直ぐに使用できる状態で準備しています。
これ程の医療的ケアの方は、本来なら医療型短期入所が対応されるよう、国は想定しています。しかしながら実際では、その施設に断られて困っておられる方が多いことがわかりました。単独福祉型の弊社が、夜間に看護師1名を配置して対応していますが、医療型と比べ報酬はかなり低く、また加算なども一切もらえません。それでも保護者の方に感謝されたり、この新聞記事を読んだりすると、やる意義はあると感じます。
記事の中で有識者の方が「成人後のケアの1次的な責任は社会にあることを明確にするべきだ」と発言されています。せっかくの良い制度があっても断られて利用できなかったり、事業所の善意がなければサービス利用ができないようでは、障害者の方は安心して持続的なサービス利用ができません。
まずは、「私が、あなたが、出来ることを」、その人の立場に立って考えることが必要ではないでしょうか。