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2026.09.03

療育としてのリハビリテーション~役割~

弊社の活動で取り入れられている「感覚遊び」は、感覚統合理論やスヌーズレンの理論と活動形態をうまく応用してできています。感覚遊びの取り組みを通して変化の少ない日常生活の反応や、コミュニケーションの発展を目指し、楽しみのある活動支援をおこないます。

  1. 2つの理論の応用と相乗効果
  • 感覚統合理論の応用

前庭覚(揺れ・回転)、固有受容覚(関節や筋肉への抵抗・圧迫)、触覚などの基礎的な感覚刺激を調整して提示します。身体イメージの形成を助け、自分の身体の使い方や環境への適応反応を促します。

  • スヌーズレン(Snoezelen)理論の応用

光・音・匂い・振動などの心地よい感覚刺激を「本人が主役」となる空間で提供します。受容的でリラックスできる環境を作ることで、自律神経を整え、緊張を和らげる効果があります。

  1. 日常生活の変化とコミュニケーションへの発展
  • 変化の少ない日常への刺激

自力での移動や姿勢保持が難しいお子さんは、受け取る感覚刺激が固定化・乏しくなりがちです。感覚遊びを通じて多様な刺激に触れることで、表情の変化、視線追従、発声、筋緊張の変化といった「小さな反応」を引き出すきっかけになります。

  • 双方向コミュニケーションの芽生え

「心地よい」「楽しい」「もう一回やってほしい」といった感情の変化をスタッフが細かく察知し応答することで、「自分の働きかけで世界(相手)が変わる」という意図的なコミュニケーションの基礎が育まれます。

  1. 「楽しみ」を軸とした活動支援

単なる訓練や機能回復ではなく、「本人が自発的に楽しむこと」自体が脳や心身の発達において最大の駆動力を発揮します。安心できる環境で楽しさを共有する体験が、重症心身障害児一人一人の豊かな生活(QOL)に直接つながっていきます。

この視点を理学療法(PT)による姿勢管理やポジショニングと組み合わせることで、「身体がラクで安全な状態で、刺激やコミュニケーションを最大限に楽しめる」という非常に質の高い統合的な療育支援が実現します。